- 2009年2月14日 14:05
- 野球
「西武紅白戦、白組0-7紅組」(13日・南郷)
WBC日本代表のエース候補、レッドソックス・松坂大輔投手(28)が13日、参加中の西武キャンプで行われた紅白戦に先発した。今季の実戦初登板となったが、球団からの球数制限でブルペンでの準備が不足。一回は130キロ台の直球を連発し、いきなり4連打で3失点。剛速球が代名詞だった怪物の"変ぼう"ぶりに、古巣ナインも驚きを隠せなかった。
信じられない光景だった。松坂がバランスを崩したようなぎこちないフォームから投じた今シーズンの第1球は、衝撃の131キロの"直球"だった。その後も球速は上がらず、先頭の赤田から栗山、石井義、中村にすべて130キロ台の直球を痛打され3失点。スタンドのファンから、大きなため息が漏れた。
同じ代表候補の日本ハム・ダルビッシュが、11日の阪神との練習試合で153キロを計測したのとはあまりに対照的。西武時代から150キロ超の剛速球を誇った右腕に起こった"異変"に、古巣ナインも驚いた。石井義が「チェンジアップだと思った」と話せば、赤田も「投げ損ない。少し沈んだ」と変化球と勘違いしたほどだった。
これには事情があった。レッドソックスから球数を制限され、試合前のブルペンはシーズン中よりも少ない13球しか許されなかったのだ。松坂が「楽しちゃダメってことですね」と苦笑した通り、準備不足は明らかだった。
レ軍のデニー友利巡回コーチも「(試合で)投げながらアップしていた」と振り返ったように、二回にも失策が絡んで1失点。だが2回で"ウオーミングアップ"は終了。三回には突然、140キロ台を連発し、二死後に黒瀬をこの日最速の147キロ直球で中飛に仕留めた。
試合での球数も制限ぎりぎりの52球でまとめ、3回を5安打4失点(自責3)。松坂は「一回の失点?いいんじゃないですか。この時期はいろいろ段階を踏んで確認作業があるので。いい確認ができた」と余裕の表情。何より打者と対戦できたのが大きな収穫だ。この日と同様、今後は尻上がりに調子を上げていく。
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