- 2009年1月31日 13:11
- 野球
レッドソックスの松坂大輔投手(28)が30日、埼玉・所沢市内の西武第2球場で、元パイレーツの桑田真澄氏(40)と初の合同自主トレを敢行。練習後に行われた"桑田講座"では正座して野球道に聞き入った。桑田氏も今後のヒントに、キャッチボールで得意だったカーブ(レインボール)を5球披露。WBC日本代表のエース候補に桑田イズムを注入した。
自然と背筋は伸び、両ひざは芝についていた。この日2回目の"桑田講座"。途中一度だけ足を崩したものの約18分間、松坂は正座で大先輩の話に耳を傾け続けた。
「桑田さんの野球に対する気持ちや考えに触れ、野球をやっていく上で非常に大事だと思った」
桑田氏の「一生に一度でいいから松坂君の球を受けてみたい」という願いから実現した合同練習。昨年3月末以来の再会を果たすと、73分間笑顔は絶えなかった。練習中も初めてとは見えないほど息はぴったり。143球のキャッチボールでは体の使い方、投げるリズムを確かめ合ったが、言葉は不要だった。
意図した"メッセージ"もあった。キャッチボール終盤には桑田氏がカーブを5球披露。球数に苦しんできた松坂を考えての行動で「初球ポンとカーブを投げ、遊ゴロでアウトが取れれば大きい。長いシーズンにはそういう球も必要」と話した。松坂は昨季、主にスライダーを磨くため、変化が似るカーブを封印しサインも撤廃。だが「回転数も多いしベケットとはまた違う」と"再使用"のヒントを得たようだ。
ともに甲子園優勝投手、そして07年にメジャー移籍。運命的な縁で親交は深まった。桑田氏の引退を誰よりも惜しんだのも松坂で、昨年3月の発表時には日本開幕から米国に戻ると即電話を入れたほど。自分を慕う弟分に、練習後は将来の球界への恩返しなど桑田イズムが叩き込まれた。
夢の共演に「あとはもう松坂君に託した。きょうは最高の(早大大学院)合格プレゼント」と桑田氏。松坂も「桑田さんは目標。そしていつかは超えられたらいい」と日本のエースとしての自覚を誓っていた。
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