- 2009年2月 4日 10:41
- 野球
【台北=長谷川周人】台湾訪問中のソフトバンク・王貞治球団会長(68)が3日、台北市内のホテルで記者会見。同席した台湾棒球協会の林宗成秘書長が、「(WBC日本代表相談役の王氏は)立場的に難しく、今回は要請を遠慮した」とWBC台湾代表の最高顧問就任を断念したことを明かした。一部台湾メディアが最高顧問就任を伝えていたが、WBC日本代表にとって心配の種がひとつ消えた。
昨季いっぱいでユニホームを脱いだ王会長は、今後は野球の普及活動に力を入れることを強調。「野球をすると、我慢すること、みんなのために役立つこと、同じ目標に向かって力を合わせる特別な友達ができること、ルールを守ることが自然と身に付く」と話した。
その上で、台湾と日本の関係について「(戦前に台湾の)嘉義農林が甲子園に行った。歴史があり、野球を通じた交流がもっと深くなっていい」と訴え、台湾でも設備充実や少年野球への技術指導などに協力する考えを示した。
「台湾籍」を持つ王会長は自身の立場について、「父親は(中国)浙江省出身。私の本籍地も浙江省だが、中華民国(台湾)のパスポートを持っている」と、戦中戦後の政治環境下で左右された複雑な変遷を説明した。それでも王会長は「私の信条としては(台湾での活動は)政治ではなくスポーツ。そう受け止めてほしい」と言葉に力を込めた。
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